Vantageは手数料の安さをアピールポイントとしている海外FX業者です。
ただし、一口に手数料とは言っても、海外FXを使って取引をする中ではさまざまなコスト・手数料が発生しています。
そのため、本当にVantageの手数料が安いのか、一見確かめにくいという側面もあります。
本記事では、Vantageで発生する全ての手数料をご紹介した上で、他業者と比べて本当に安いのか、忖度なしで徹底比較していきます！
もしVantageの取引条件が魅力的に感じたら、ぜひ口座開設をしてみてください！
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【はじめに】Vantageで発生する手数料とは
まずはVantageで必要となる手数料について、全てご紹介します。
その後、一般に海外FX業者で必要となる手数料についての比較表をお見せいたします！
手数料一覧とその特徴
Vantageで発生する手数料とその特徴は、以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 取引手数料 | 取引ごとに発生 口座タイプ・銘柄によって異なる |
| スワップ手数料 | ポジションを翌日に持ち越すと発生 口座タイプ・銘柄によって異なる |
| 入金手数料 | 入金方法によって異なる |
| 出金手数料 | 出金方法によって異なる |
Vantageは取引コストが安めに設定されているブローカーですが、取引方法や送金の手段によっては思わぬコストがかかることもあります。
他の海外FX業者との比較
Vantageで必要とされる手数料の一覧を確認しましたが、他の業者ではどのような手数料が発生しているのでしょうか？
ここでは、主要な海外FX業者と手数料の発生についての一覧表をお見せし、Vantageでのみ発生するような手数料がないか、検証していきましょう！
| 業者名 | 取引手数料 | スワップ手数料 | 入金手数料 | 出金手数料 | 口座維持手数料 |
|---|---|---|---|---|---|
 Vantage | 発生する | 一部免除 | 無料 | 無料 | 無料 |
 XM | 発生する | 一部免除 | 少額入金で発生 | 少額出金で発生 | 休眠状態で発生 |
 Exness | 発生する | 一部免除 | 無料 | 無料 | 無料 |
 ThreeTrader | 発生する | 発生する | 無料 | 無料 | 無料 |
 AXIORY | 発生する | 発生する | 少額入金で発生 | 少額出金で発生 | 休眠状態で発生 |
※スワップフリーについて、「イスラム教徒限定」の条件をつけている業者は提供なしとしています。
全体的に、Vantageでは手数料がかかる項目が少なく設定されていることがわかります。
大枠での総合評価としては、Vantageはコストのかからない海外FX業社だと言えるでしょう！
ここからは、個別の手数料について、より詳しく分析していきます。
Vantageの取引手数料
Vantageの取引手数料は、口座タイプや銘柄によって異なります。
特にスプレッドと手数料のバランスがポイントとなり、どの口座を選ぶかによってトレードコストが大きく変わってきます。
ここでは、Vantageの取引手数料の仕組みを理解した上で、他のFX業者と比較しながら本当にコストが安いのか探っていきましょう。
Vantageの取引手数料の仕組み
Vantageの取引コストは
- スプレッド
- トレード手数料（ECN口座のみ）
の２つの要素から構成されています。
取引コストの内訳（スプレッド＋手数料）
まず、「スプレッド」と「トレード手数料」がどのようにして決められているのかを確認しておきましょう。
- スプレッド：トレーダーに提示される売値と買値の差額
- 基本的には「買値＞売値」で提示される
- Vantageでは変動スプレッドが採用されている
- 同じ銘柄でも取引時間帯・流動性によってスプレッドの広さは異なる
- トレード手数料：ECN口座にのみ発生するトレードごとのVantageへの手数料のこと
- ECN方式の注文ではVantageに利益がでないため、手数料という形でトレーダーから費用を徴収する必要がある
- 銘柄ごとに手数料は異なる
- 同一銘柄であれば、ロットあたりの手数料は固定である
取引コストを考える際には、スプレッドとトレード手数料の合計額を計算する必要があります。
口座タイプによる取引手数料の違い
Vantageでは現在、以下の3種類の口座タイプが提供されており、それぞれ手数料が異なります。
ここでは主要な銘柄であるドル円（USDJPY）を例として、1ロットあたりの手数料を口座タイプごとに比較してみましょう。
| スタンダードSTP | ローECN | プレミアム | |
|---|---|---|---|
| スプレッド（①） | 2.3 pips | 0.3 pips | 0.5 pips |
| トレード手数料（②） | 6ドル | ||
| 実質スプレッド （①＋②） | 2.3 pips | 1.2 pips | 0.5pips |
比較した結果、「プレミアム口座」「ローECN口座」「スタンダードSTP口座」の順に手数料が安いとわかります！
他のFX業者との取引手数料比較（一覧表）
ここまでVantageの取引手数料について見てきましたが、他の海外FX業者と比べて本当に安いのでしょうか？
ここでは、対応する口座タイプ別に、主要な海外FX業者とVantageの取引手数料を比較してみましょう！
なお、Vantage公式ページでもスプレッドの情報が提供されていますが、今回は独自に計測した実数値を用いて業者間の比較をしていきます！
| 業者名 | USDJPY | EURUSD | GBPUSD | XAUUSD |
|---|---|---|---|---|
Vantage | 2.3 pips | 2.3 pips | 2.5 pips | 3.4 pips |
XM | 2.3 pips | 2.0 pips | 2.3 pips | 4.2 pips |
Exness | 0.9 pips | 0.9 pips | 1.0 pips | 1.6 pips |
AXIORY | 1.4 pips | 1.4 pips | 1.6 pips | 5.6 pips |
 BigBoss | 1.4 pips | 1.3 pips | 1.4 pips | 6.9 pips |
スタンダードSTP口座は他社と比べて、スプレッドが広めであることがわかります。
これはVantageが豪華なボーナスキャンペーンを多数開催していることに起因しています。キャンペーンの開催には当然費用がかかるので、トレーダーへの取引手数料に価格転嫁されているのです。
ローECN口座は、他社のECN口座と比べるとかなり狭いスプレッド水準にあることがわかります。
ThreeTraderなど一部Vantageよりも狭いスプレッドを提供している業者もありますが、VantageのECN口座ではボーナスの利用が可能である点など、明確な差別化ポイントが存在します。
プロトレーダー向けのプレミアム口座は、他社のプロ口座と比べても業界最安レベルのスプレッドであるとわかります。
Vantageのプレミアム口座ではボーナスの利用ができない代わりに、とにかく取引条件の良さを追求しています。特にドル円やゴールドCFDの取引コストが安く、スキャルピングのような短期売買にも適した口座タイプだと言えるでしょう。
Vantageのスワップ手数料
FX取引やCFD取引をする際に意外と見落としがちなのが「スワップ手数料」です。
スプレッドや取引手数料を気にはしていたものの、ポジションを数日持った際に「マイナススワップがかさんで思わぬコストが発生していた」ということも起こりえます。
本章では、Vantageのスワップ手数料がどのように発生するのかについて説明しつつ、他業者と比べてスワップ手数料が安いのかについて比較していきましょう！
Vantageのスワップ手数料の仕組み
スワップポイントは、一般に次のように決定されています。
スワップポイントは、「ペアとなっている通貨同士の金利差」によって決定される金利差調整分のことです。
ポジションを日を跨いで保持した際に発生し、マイナスの値となる場合にはトレーダーのコストとなります。
この説明を聞くと、「ロングポジションとショートポジションを同じロット数両建てすれば、スワップポイントは0になるのではないか」と考える方もいらっしゃると思います。
その考えは基本的には正しいのですが、実際にはVantageによる調整や手数料がスワップポイントに含まれているため、ロングポジション・ショートポジションのスワップポイントの合計は必ず0以下となります。
スワップフリーの提供について
Vantageでは、プレミアム口座限定ではありますが、一部銘柄についてスワップフリー・スワップ割引の提供があります。
先ほども述べた通り、スワップポイントには手数料が含まれるため、必ずプラスよりもマイナスの方が大きい値に、プラスのポジションよりもマイナスのポジションの方が多くなります。
スワップフリーが提供されているのは、次の銘柄です。
- スワップフリーの対象
- 仮想通貨CFD（全ての銘柄）
- スワップ20%割引の対象
- FX通貨ペア
- ゴールド・シルバー
- 原油（UKOUSD, USOUSD）
特に仮想通貨CFDをスワップ手数料なしで取引できることが非常に魅力的です！
他のFX業者とのスワップ手数料・スワップフリー比較（一覧表）
ここでは、Vantageで提供されているスワップポイントが割安なのか、USDJPYのスワップポイントに注目して比較してみましょう。
ただ、業者によってはプラススワップ・マイナススワップに調整を入れ、実際の金利差とは異なる数値でスワップを提供していることも少なくありません。
そこで、今回は次のような数式で手数料を算出し、業者間の比較をすることとしました。
\[ \text{手数料} = \\-\frac{\text{ロングスワップ} + \text{ショートスワップ}}{2} \]ロングスワップとショートスワップを足し合わせると、本来は0になるはずです。
スワップの合計がマイナスとなった場合、マイナス分の値は手数料の2倍が出てきていることになります。
比較の結果は、以下の表の通りです。
| 業者名 | スワップ手数料 | スワップフリーの提供 |
|---|---|---|
Vantage | 7.17 USD | |
XM | 12.42 USD | |
Exness | 1.00 USD | |
AXIORY | 4.09 USD | |
BigBoss | 8.23 USD |
スワップ手数料を比較した時、Vantageはあまり安いとは言えないという結果になりました。
基本的に手数料はボーナスを提供していない業者の方が安くなる傾向にはあるため、ExnessやAXIORYの方が一歩有利であると言えるでしょう。
一方で、Vantageではスワップフリーの提供があります。
このほかにもスワップ割引の提供もあるため、Vantageで中長期のトレードを行いたい場合は、できるだけプレミアム口座を利用することをおすすめいたします！
Vantageの入出金手数料
Vantageで取引するためには、Vantageで開設した口座に資金を入金する必要があります。また、利益が出た際には、Vantageの口座から自分の手元に資金を出金する必要も出てくるでしょう。
こうした資金移動には、どうしても手数料が発生しがちです。
それぞれの入出金方法についてどの程度の手数料が発生するのか、確認していきましょう！
Vantageの入金手数料【全6種】
まず、基本的にVantage側で発生する入金手数料はなく、無料でVantageの口座に入金することが可能です。
ただし、Vantage側で手数料が発生せずとも、決済手段側で送金手数料が発生することはしばしばあります。
| 入金方法 | 手数料 |
|---|---|
| 国内銀行送金 | 0 〜 530円 + 振込手数料 |
| クレジット・デビットカード | 0円 （ただし、手数料が発生した報告あり） |
| コンビニ入金 | 330〜530円 |
| bitwallet | 0円 |
| E-money | 330円 |
| 仮想通貨 | 数十〜100円程度 （通貨により異なる） |
Vantageの出金手数料【全4種】
Vantageでは出金手数料も基本無料としています。
ただし、入金の場合と同様、決済手段側で手数料が発生することがあるため、注意が必要です。
| 入金方法 | 手数料 |
|---|---|
| 国内銀行送金 | 中継手数料＋被仕向送金手数料 （銀行によって異なる） |
| クレジット・デビットカード | 0円 （払戻手続きによる） |
| bitwallet | 0円 （bitwalletから出金する際に手数料あり） |
| 仮想通貨 | 数十〜100円程度 （通貨により異なる） |
このうち、利益分の出金に利用できるのは「国内銀行送金」「bitwallet 」「仮想通貨」のみとなっています。
Vantageの口座維持手数料
海外FXでは口座で取引や入出金をせずに放置した場合に休眠口座状態となる状態は珍しいことではありません。
Vantageでも休眠口座は存在しますが、こうした場合に口座維持手数料がかかるのかは、トレーダーの皆さんが気になるところだと思います。
ここでは、他のFX業者との比較を交えつつ、Vantageの口座維持手数料についてご説明いたします。
【そもそも】Vantageで口座維持手数料はかかるのか
結論、Vantageではたとえ取引せずに口座を放置したとしても、一切の口座維持手数料はかかりません。
そのため、トレーダーは入金後思うような取引チャンスがなかったとしても、安心して口座を保持し続けることができます。
また、Vantageでも口座が非アクティブ状態となる（休眠口座となる）ことはありますが、これは口座残高がゼロの口座に限ります。
そして一度休眠状態になった口座を復活させることはできず、トレーダーは再度新しい口座を追加口座開設する必要があります。
他のFX業者との口座維持手数料比較
参考までに、他のFX業者との口座維持手数料の比較もしておきましょう。
どの業者も基本的に口座維持手数料は無料ですが、口座を一定期間放置して非アクティブ状態となると手数料が発生するケースが多いです。
| 業者名 | 通常時 | 長期間放置した場合 |
|---|---|---|
Vantage | 0円 | 0円 |
XM | 0円 | 10ドル / 月 |
Exness | 0円 | 10ドル / 月 |
AXIORY | 0円 | 5ドル / 月 |
BigBoss | 0円 | 5ドル / 月 |
Vantageの手数料に関するよくある質問（FAQ）
【さいごに】Vantageの手数料はライバル業者と比べてお得！
ここまで、Vantageで発生する全ての手数料について、一つずつ詳しくご紹介してきました。
Vantageでは一般的なFX業者と同様、
- 取引手数料
- スプレッド
- スワップポイント
- 入出金手数料
がトレーダー負担のコストとなっていることがわかりました。
一方、口座維持手数料については完全に無料で、Vantageが他の業者よりも一歩リードしています。
また、ECN口座やプレミアム口座など、取引コストが業界トップクラスに安い口座タイプも用意されており、全体としてVantageは海外FX業者の中でかなり良心的な取引条件を提供していると言えるでしょう。
もちろん取引スタイルや銘柄によっても「どの業者が最もお得か」は変わりますが、
- 仮想通貨をCFDで取引したいトレーダー
- スキャルピングなど短期取引を主戦場とするトレーダー
にはVantageが大変おすすめです！
ぜひこの記事を参考に、他社とじっくり比較しながら、ご自身にとってベストな取引環境を選んでください！！
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