海外FXブローカーのAXIORY(アキシオリー)は、低スプレッドや多彩な口座タイプで人気です。
本記事ではAXIORYのスプレッドに関する最新情報を調査し、XM、Exness、ThreeTrader、Vantage、Axiなどの競合他社と徹底比較します。
AXIORYのスプレッドは狭いことで定評がありますが、果たしてそれは本当なのか、実際にMT4/MT5でそれぞれの口座を使いながら検証してみます。
AXIORY(アキシオリー)の口座タイプとスプレッドの特徴

FXにおけるスプレッドとは?
FXにおけるスプレッドとは、通貨ペアの売値(ビッド)と買値(アスク)の差額を指し、トレーダーとっては取引コストとなります。
スプレッドが狭いほどコストが低く抑えられるため、特に短期売買を行うトレーダーはその幅を重視します。
また、取引量や市場の流動性、経済指標の発表などによって変動するため、常に注視が必要です。
AXIORYの口座タイプ別スプレッド比較表
AXIORYは複数の口座タイプを提供しており、それぞれの口座でスプレッドの設定や約定方式が異なります。
代表的な口座には以下があります。
口座タイプ | 特徴 | スプレッド | 手数料 | レバレッジ(※1) | 主な対象 |
---|---|---|---|---|---|
スタンダード口座 | 一番使われている口座 | 1.2pips~ | なし | 最大1,000倍 | 初心者~中上級者全般 |
ナノ口座 | 手数料有だがスプレッドが最狭水準(MT4) | 0.2pips~ | 往復6ドル/1ロット | 最大1,000倍 | スキャルピング・デイトレ中心 |
テラ口座 | MT5版ナノ口座 | 0.2pips~ | 往復6ドル/1ロット | 最大1,000倍 | MT5でEA運用したいトレーダー |
アルファ口座 | 現物株・ETFを扱う専用口座 | – | 銘柄ごとに個別設定 | 1倍 | 株式投資をAXIORYで行いたい人 |
マックス口座 | 最大2,000倍の高レバレッジが特徴(スプレッド広め) | 1.5pips~ | なし(スプレッドに含む) | 最大2,000倍(※2) | ハイレバ重視の上級者 |
ゼロ口座 | スプレッドゼロだが手数料が割高 | 0.0pips | 銘柄ごとに変動(高め) | 最大1,000倍 | 特殊ニーズ(銘柄次第) |
(※1) レバレッジ段階制限あり
各口座とも証拠金残高が増えると、1,000倍→500倍→200倍…と徐々に上限が下がります。
(※2) マックス口座は2,000倍スタートですが、同様に残高に応じ段階的に制限されます。
- マックス口座:最大2,000倍レバレッジ、ロスカット0%でハイレバ志向の方におすすめ
- スタンダード口座:手数料無料で扱いやすく、初心者向き
- ナノ/テラ口座:超低スプレッドだが手数料あり。スキャルピング派に最適
- アルファ口座:現物株式・ETF専用で、FXとは別運用
\ 業界最狭水準のスプレッド /
公式サイト:https://www.axiory.com
AXIORYと他社の平均スプレッド比較一覧
こちらはスプレッド比較の早見表です。
後半ではより詳細のスプレッド比較を画像付きで詳しく紹介しています。
FX業者(口座タイプ) | USD/JPY | EUR/USD | EUR/JPY | GBP/USD | GOLD |
---|---|---|---|---|---|
![]() スタンダード口座 | 1.2pips | 1.3pips | 1.6pips | 1.4pips | 4.8pips |
![]() Pure Spread口座 | 0.7pips | 0.5pips | 0.8pips | 0.5pips | 1.3pips |
![]() スタンダード口座 | 1.6pips | 1.8pips | 3.0pips | 2.0pips | 1.8pips |
![]() スタンダード口座 | 1.2pips | 1.0pips | 2.0pips | 1.8pips | 1.6pips |
![]() スタンダード口座 | 2.4pips | 2.0pips | 2.8pips | 2.4pips | 3.8pips |
![]() スタンダード口座 | 1.0pips | 0.9pips | 2.0pips | 2.0pips | 1.6pips |
それぞれのFX業者のリアルタイムのスプレッドを確認したい方はこちらのリストから詳細について確認できます。
現状だとAXIORY、axi、XMTrading、exnessが公式サイトでリアルタイムのスプレッドを確認できます。
以下はそれぞれの通貨ペアのスプレッドを実際にMT4/MT5で当サイト独自で調査したときのスプレッドの実測値データになります。
ドル円(USDJPY)のスプレッド比較

スタンダード口座でのスプレッド比較
FX業者 | 口座タイプ | 平均スプレッド (ドル円) |
---|---|---|
AXIORY | スタンダード口座 | 1.2pips |
XMTrading | スタンダード口座 | 2.4pips |
Vantage Trading | スタンダード口座 | 1.6pips |
exness | スタンダード口座 | 1.0pips |
Axi | スタンダード口座 | 1.2pips |
ThreeTrader | Pure Spread口座 | 0.7pips |
- ThreeTrader(0.7pips)
- exness(1.0pips)
- AXIORY(1.2pips)
- AXI(1.2pips)
- Vantage Trading(1.6pips)
- XMTrading(2.4pips)
スタンダード口座の中でAXIORYのスプレッドは平均よりやや狭いといえます。
スプレッドとして一番狭いのはThreeTraderでした。
今回比較対象としたのはスプレッドが狭いことで有名な業者と、信頼性の高い業者とで比較したため、全体で比較するとAXIORYのスプレッドは狭いと言えるでしょう。
ではそれぞれのFX業者でスプレッドに強みを持っている口座タイプではどうでしょうか?
実際に使って計測してみました。
ナノ/テラ口座でのスプレッド比較
FX業者 | 平均スプレッド (ドル円) | 手数料 |
---|---|---|
AXIORY スタンダード口座 | 0.4pips | 往復6USD |
XMTrading Zero口座 | 0.0pips | 往復10USD |
Vantage Trading ECN口座 | 0.1pips | 往復6USD |
exness ロースプレッド口座 | 0.0pips | 往復7USD |
Axi プレミアム口座 | 0.3pips | 往復7USD |
ThreeTrader Raw Zero口座 | 0.2pips | 往復4USD |
- ThreeTrader(合計0.6pips)
- exness(合計0.7pips)
- Vantage Trading(合計0.7pips)
- AXIORY(合計1.0pips)
- Axi(合計1.0pips)
- XMTrading(合計1.0pips)
実際に計測してみると、AXIORYのナノ/テラ口座の取引コスト(スプレッド+手数料)は他社の中でもやや広めでした。
スプレッドを最重要視して、口座を開設したいのであれば、ThreeTraderのRaw Spread口座かexnessのロースプレッド口座がおすすめとなります。
他の通貨ペアについても比較検証してみましょう。
ユーロドル(EURUSD)のスプレッド比較

スタンダード口座でのスプレッド比較
FX業者 | 口座タイプ | 平均スプレッド (ドル円) |
---|---|---|
AXIORY | スタンダード口座 | 1.3pips |
XMTrading | スタンダード口座 | 2.0pips |
Vantage Trading | スタンダード口座 | 1.8pips |
exness | スタンダード口座 | 0.9pips |
Axi | スタンダード口座 | 1.0pips |
ThreeTrader | Pure Spread口座 | 0.5pips |
- ThreeTrader(0.5pips)
- exness(0.9pips)
- AXI(1.0pips)
- AXIORY(1.3pips)
- Vantage Trading(1.8pips)
- XMTrading(2.0pips)
ナノ/テラ口座でのスプレッド比較
FX業者 | 平均スプレッド (ユーロドル) | 手数料 |
---|---|---|
AXIORY スタンダード口座 | 0.2pips | 往復6USD |
XMTrading Zero口座 | 0.0pips | 往復10USD |
Vantage Trading ECN口座 | 0.0pips | 往復6USD |
exness ロースプレッド口座 | 0.0pips | 往復7USD |
Axi プレミアム口座 | 0.2pips | 往復7USD |
ThreeTrader Raw Zero口座 | 0.0pips | 往復4USD |
- ThreeTrader(合計0.4pips)
- Vantage Trading(合計0.6pips)
- exness(合計0.7pips)
- AXIORY(合計0.8pips)
- Axi(合計0.9pips)
- XMTrading(合計1.0pips)
EURUSDに関してはAXIORYのナノ/テラ口座は平均的という結果になりました。
ユーロ円(EURJPY)のスプレッド比較

スタンダード口座でのスプレッド比較
FX業者 | 口座タイプ | 平均スプレッド (ドル円) |
---|---|---|
AXIORY | スタンダード口座 | 1.6pips |
XMTrading | スタンダード口座 | 2.8pips |
Vantage Trading | スタンダード口座 | 3.0pips |
exness | スタンダード口座 | 2.0pips |
Axi | スタンダード口座 | 2.0pips |
ThreeTrader | Pure Spread口座 | 0.8pips |
- ThreeTrader(0.8pips)
- AXIORY(1.6pips)
- exness(2.0pips)
- AXI(2.0pips)
- XMTrading(2.8pips)
- Vantage Trading(3.0pips)
EURJPY(ユーロ円)に関してはAXIORYはスプレッドが狭い結果となりました。
クロス円に関してはいずれも同様の結果になったので、ポンド円や豪ドル円などを検討している方はAXIORYでの取引がおすすめです。
ThreeTraderが一番スプレッドが狭いですが、運営歴や実績などを総合的に考慮するとAXIORYの方が安心して利用できると思います。
\ 業界最狭水準のスプレッド /
公式サイト:https://www.axiory.com
ナノ/テラ口座でのスプレッド比較
FX業者 | 平均スプレッド (ユーロドル) | 手数料 |
---|---|---|
AXIORY スタンダード口座 | 0.5pips | 往復6USD |
XMTrading Zero口座 | 1.0pips | 往復10USD |
Vantage Trading ECN口座 | 0.5pips | 往復6USD |
exness ロースプレッド口座 | 0.2pips | 往復7USD |
Axi プレミアム口座 | 0.8pips | 往復7USD |
ThreeTrader Raw Zero口座 | 0.4pips | 往復4USD |
- ThreeTrader(合計0.8pips)
- exness(合計0.9pips)
- AXIORY(合計1.1pips)
- Vantage Trading(合計1.1pips)
- Axi(合計1.5pips)
- XMTrading(合計2.0pips)
EURJPYではAXIORYは3位の取引コストの安さとなりました。
ポンドドル(GBPUSD)のスプレッド比較

スタンダード口座でのスプレッド比較
FX業者 | 口座タイプ | 平均スプレッド (ドル円) |
---|---|---|
AXIORY | スタンダード口座 | 1.4pips |
XMTrading | スタンダード口座 | 2.4pips |
Vantage Trading | スタンダード口座 | 2.0pips |
exness | スタンダード口座 | 1.0pips |
Axi | スタンダード口座 | 1.8pips |
ThreeTrader | Pure Spread口座 | 0.5pips |
- ThreeTrader(0.5pips)
- exness(1.0pips)
- AXIORY(1.4pips)
- AXI(1.8pips)
- Vantage Trading(2.0pips)
- XMTrading(2.4pips)
ナノ/テラ口座でのスプレッド比較
FX業者 | 平均スプレッド (ユーロドル) | 手数料 |
---|---|---|
AXIORY スタンダード口座 | 0.5pips | 往復6USD |
XMTrading Zero口座 | 0.8pips | 往復10USD |
Vantage Trading ECN口座 | 0.5pips | 往復6USD |
exness ロースプレッド口座 | 0.1pips | 往復7USD |
Axi プレミアム口座 | 0.4pips | 往復7USD |
ThreeTrader Raw Zero口座 | 0.2pips | 往復4USD |
- ThreeTrader(合計0.6pips)
- exness(合計0.8pips)
- AXIORY(合計1.1pips)
- Axi(合計1.1pips)
- Vantage Trading(合計1.1pips)
- XMTrading(合計1.8pips)
GBPUSD(ポンドドル)において、AXIORYは平均的な取引コストとなりました。
しかし比較対象の上位業者はスプレッドが狭いことで有名な業者なので、FX業者全体でみるとAXIORYもスプレッドは狭い方になります。
\ 業界最狭水準のスプレッド /
公式サイト:https://www.axiory.com
ゴールド(XAUUSD)のスプレッド比較

スタンダード口座でのスプレッド比較
FX業者 | 口座タイプ | 平均スプレッド (ドル円) |
---|---|---|
AXIORY | スタンダード口座 | 4.8pips |
XMTrading | スタンダード口座 | 3.8pips |
Vantage Trading | スタンダード口座 | 1.8pips |
exness | スタンダード口座 | 1.6pips |
Axi | スタンダード口座 | 1.6pips |
ThreeTrader | Pure Spread口座 | 1.3pips |
- ThreeTrader(合計1.3pips)
- exness(合計1.6pips)
- Axi(合計1.6pips)
- Vantage Trading(合計1.8pips)
- XMTrading(合計3.8pips)
- AXIORY(合計4.8pips)
ゴールド取引に関して、AXIORYのスプレッドが一番広いことがわかりました。
実際のAXIORYのゴールド取引画面はこちら

この時はAXIORYのゴールドスプレッドは5.8pipsもありました。1時間ほど観測しましたが、だいたい平均としては4.8pipsとなりました。
ナノ/テラ口座でのスプレッド比較
FX業者 | 平均スプレッド (ゴールド) | 手数料 |
---|---|---|
AXIORY スタンダード口座 | 2.3pips | 往復6USD |
XMTrading Zero口座 | 1.2pips | 往復10USD |
Vantage Trading ECN口座 | 0.7pips | 往復6USD |
exness ロースプレッド口座 | 0.4pips | 往復7USD |
Axi プレミアム口座 | 0.6pips | 往復7USD |
ThreeTrader Raw Zero口座 | 0.8pips | 往復4USD |
- exness
- ThreeTrader
- Axi
- Vantage Trading
- XMTrading
- AXIORY
ゴールド取引に関して、対象業者の中でAXIORYのスプレッドが最も広かったです。
これは結構意外でした。AXIORYはスプレッドが狭い業者のイメージだったのですが、ゴールドに関してはAXIORYでの取引はおすすめできないという結論となりました。
【結論】AXIORYのスプレッドは平均よりやや狭い
ここまで主要通貨ペアやゴールドのスプレッドを、AXIORYと他社とで比較してみました。
総合的に見ると、AXIORYのスプレッドは「主要通貨ペアでは狭め、クロス円でも比較的有利だが、ゴールドは広い」という結果でした。
メリット
- 主要通貨ペアやクロス円は狭い
ドル円・ユーロ円・ポンド円といったクロス円通貨ペアでは、他社と比べて上位のスプレッド水準を誇ります。
特にスタンダード口座でも十分狭いので、初心者の方にも使いやすい印象です。 - 口座タイプが豊富
スプレッド重視なら「ナノ口座/テラ口座」、最大レバレッジを求めるなら「マックス口座」、取引手数料無料&バランス重視なら「スタンダード口座」、株式・ETFの現物投資なら「アルファ口座」と、目的別に選べます。 - 運営歴・信頼性
AXIORYは2011年から運営を継続している海外FX業者であり、サポート対応の評判が良いことでも知られています。
スプレッド面だけでなく、信頼性やサポートの手厚さも重視したい方にとっては大きな魅力でしょう。
デメリット
- ゴールドのスプレッドが広い
FX通貨ペアのスプレッドは優秀な一方、ゴールドのスプレッドが相対的に広いです。
ゴールドを短期売買するトレーダーには不向きなので、ゴールド中心のトレードを検討している方はほかの業者を検討した方が良いでしょう。 - ナノ/テラ口座の合計コストはやや高め
スプレッド自体は狭いですが、取引手数料(往復6ドル/1ロット)を合計すると、ThreeTraderやExnessのロースプレッド口座などに比べるとやや不利となります。
頻繁に超短期売買を行うなら、手数料部分も含めたトータルコストをしっかりチェックする必要があります。
AXIORYではさまざまな口座タイプを提供しています。
狭いスプレッドで取引したいなら、AXIORYのナノ/テラ口座がおすすめです。
\ 業界最狭水準のスプレッド /
公式サイト:https://www.axiory.com
AXIORYがおすすめな人・おすすめできない人の特徴

おすすめな人
- 主要通貨ペア・クロス円中心にトレードする人
ドル円やユーロ円、ポンド円などの取引コストを重視するなら、AXIORYは選択肢としてかなり優秀です。
とくにスキャルピングはもちろん、デイトレやスイングトレードでもスプレッドが狭く安定しています。 - 海外FXに慣れておらず、信頼性やサポート面も大事にしたい人
AXIORYは日本語サポートが充実しており、問い合わせへのレスポンスも比較的早いです。
「困ったときにすぐ対処してほしい」「入出金でトラブルがあったら嫌だ」という方には安心材料になるでしょう。 - 口座タイプを細かく使い分けたい人
スキャルはナノ口座、たまにEAはテラ口座、レバレッジ重視でマックス口座…といった形で自由度が高いのがAXIORYの強み。
複数口座開設が可能なので、自分のトレードスタイルに合わせた組み合わせができます。

こんな人には不向きかも
- ゴールド(XAUUSD)をメインでトレードする人
ゴールドのスプレッドはかなり広めなので、狭いところを探している方はExness、Axi、ThreeTrader、Vantageなどを検討しましょう。 - とにかく最安レベルの取引コストを求めるスキャルパー
AXIORYのナノ/テラ口座は決して高コストではないものの、ThreeTrader(Raw Zero口座)やExness(ロースプレッド口座)と比較すると、わずかにコストが高く感じられる場合があります。
数pipsの差が大きく影響するほどハイペースでスキャルを回す方は、手数料も含めた最安ブローカーを選ぶほうが良いでしょう。
【FAQ】AXIORYのスプレッドについてよくある質問

【さいごに】AXIORYのスプレッドについてまとめ

AXIORY(アキシオリー)は海外FX業者のなかでもドル円・ユーロ円・ポンド円などのスプレッドが比較的狭く、安定しているというメリットがあります。
一方で、ゴールド取引に関してはスプレッドが広めでコストパフォーマンスが今ひとつ。
とはいえ、運営実績やサポート品質の良さを総合的に考えると、初めての海外FX業者としても、既存業者からの乗り換え先としても、十分に魅力的な候補となるでしょう。
- 主要通貨ペアでコストを抑えたい人
- 信頼性と日本語サポートが整った環境でトレードしたい人
- 口座タイプを柔軟に使い分けたい人
上記に当てはまる方は、AXIORYでの口座開設を検討してみてはいかがでしょうか
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