OrangeXのCEOに独占インタビュー|「すべての暗号資産トレーダーにとって頼りになる取引プラットフォームを目指して」

世界中の投資家が仮想通貨の未来を追い求めるなか、急速に存在感を高める暗号資産取引所がある

━━ OrangeXだ。

現物から先物取引、さらにはコピートレードやローンチパッドなど、多様なサービスを提供しながらグローバル市場に挑戦。すでに20以上の国・地域に進出し、500を超える銘柄を取り扱うなど、業界の“新たなスタンダード”を打ち立てる勢いを見せている。

CRYPTOFX編集部はOrangeXを率いるCEO・Alexandra氏に独占取材。

多様なトレーディングオプションと革新的な技術で市場に挑む「OrangeX」は、これからどんな未来図を描いているのか。躍進の背景と、さらに先を見据えるビジョンを伺った。

経歴
Alexandra(アレクサンドラ)
暗号資産取引所OrangeXの最高経営責任者(CEO)を務める。銀行およびITインフラ企業にて上級管理職として約10年間のキャリアを積み、テクノロジーとビジネス双方の知見を融合させたマネジメントを得意とする。また、営業部門での経験も活かし、ビジネス戦略とプロダクト開発を結びつける重要な役割を担ってきた。2018年にはヨーロッパの仮想通貨取引所P2BでCSO(最高戦略責任者)を歴任。2021年9月よりOrangeXのCEOに就任し、欧米での事業拡大を推進するとともに、アジアマーケットへの進出を積極的に展開している。

目次

━━OrangeXを立ち上げたきっかけや経緯、そして「OrangeX」というネーミングに込めた思いについて教えてください。

Alexandra OrangeXは、暗号資産の取引が急速に普及していくなかで、多くのユーザーが「難しそう」「セキュリティ面が不安」という課題感を抱えていると気づいたことから始まりました。私たちはそういった不安を解消し、誰もが安心して簡単に暗号資産を売買できる場所を作りたいと考えたのです。

「OrangeX」という名前には、大きく二つの意味があります。

まず、「Orange」という単語には、ビットコインのオレンジにも通じる“明るさや活力”といったポジティブなイメージがあります。また、オレンジという果物は誰にとっても身近で手に取りやすい存在です。暗号資産というと「敷居が高い」と思われがちですが、オレンジを手に取るように気軽に利用してほしいという想いを表しています。

そして「X」はExchange(取引所)のほか、未知なる可能性や未来を象徴する文字でもあります。そうした要素を組み合わせて、初心者から上級者まで幅広くサポートし、新たな価値を創造する場になりたいと考えています。

━━ブロックチェーン技術を活用して、どのような価値を社会やユーザーに還元していくのでしょうか? また、OrangeXならではのミッションや業界へのインパクトについて教えてください。

ブロックチェーン技術の最大の特徴は「透明性」と「コスト削減」、そして「迅速な取引」が可能になるところです。私たちはこれらを最大限に活用し、ユーザーが安心して取引できる信頼性の高い環境を整備しています。

暗号資産の世界はグローバルかつ、まだまだ成長の余地がある分野です。多くの方にとっては未知の領域ですが、だからこそ教育コンテンツの充実や金融包摂を推進し、仮想通貨の恩恵をより多くの人に届けたいと考えています

OrangeXは革新的な製品・優れたサービスを提供することで、業界の発展に貢献しつつ、すべてのトレーダーにとって頼りになる存在を目指しています。

━━OrangeXが特に力を入れている機能や、使いやすさに関する工夫を詳しく教えてください。

大きく分けて二つの軸があります。

  1. 幅広い取引オプションと先物取引への注力
    • 500以上の銘柄を取り扱い、メジャーな仮想通貨から新興のアルトコインまで幅広く取引可能で、DeFiトークンやNFT関連トークン、ミームコインなど最新のトレンドに対応し、新規上場の通貨も素早く取り扱いを開始できます。
    • 最大200倍のレバレッジを提供して、高レバレッジにより、少額の資金で大きな取引が可能です。
    • 低い手数料(先物取引:Maker-0.02% 、Taker-0.05%)を実現し、ユーザーにとってコストを抑えた取引環境を提供しています。
    • 狭いスプレッドと高い処理速度により、リアルタイムでの取引が可能となり、急速に変動する市場でも迅速に対応できます。最適なタイミングで取引を行い、利益を最大化するチャンスを得ることができます。
    • 分厚い板取引と優れた流動性からよりスムーズに仮想通貨取引を実現できます。
  2. 初心者にやさしいUI/UX
    • 直感的に操作できるインターフェースを採用し、複雑な手続きをできる限り簡素化しています。仮想通貨初心者でもストレスなくスムーズに利用できる仕組みです。

━━ユーザーがスムーズに使いこなせるように、具体的にはどのようなサポートを用意しているのでしょうか?

まず、多言語対応が大きな特長です。20以上の言語をサポートしているほか、日本人ユーザー向けには特に力を入れています。アプリや公式サイトは完全日本語対応しています。海外在住の日本人の方々も安心してご利用いただけるよう、サポートも24時間体制。ライブチャットやメールに加え、SNSやテレグラムコミュニティなども活発に運営しています。

また、ユーザーからのフィードバックを定期的に収集し、サービス改善に役立てています。ヘルプセンターでは完全なユーザーガイドを提供し、初心者でも迷わないよう工夫しています。さらに、テレグラムコミュニティ(https://t.me/OrangeX_Japan)ではユーザー同士が気軽に情報交換できる場を提供し、相互サポートの仕組みを作っています。

━━OrangeXでは500以上の銘柄を取り扱っているとのことですが、他の取引所と比べて特徴的な部分は何でしょうか?

大きなポイントは二つあります。まず、500以上の暗号資産を取り扱っているため、メジャーなコインはもちろん、新興のアルトコインやDeFiトークン、NFT関連トークン、ミームコインなど幅広い銘柄をカバーしていることです。特に、注目の新規プロジェクトをいち早く上場させるスピード感はOrangeXならではと自負しています。

次に、最大200倍のレバレッジを設定していることです。少額から大きなリターンを狙えるため、さまざまな戦略を考える投資家にとって大きな魅力だと思います。

具体的なセキュリティ施策

━━ユーザー資産の保護のために、どのような取り組みをされていますか?

まず「Proof of Reserves(PoR)」として100%準備金を維持し、定期的にレポートを開示しています。

直近の最新報告では主要通貨の準備金率が120%以上であることを示しました。ユーザーからお預かりしている資産を常に1対1でカバーしていることの証明になります。

セキュリティ面では、KYC(本人確認)多要素認証の導入、さらにSlowmistのAMLシステムCipherOwlの統合などを行っています。いずれも不正行為やマネーロンダリングを徹底的に防ぐための仕組みです。

規制やコンプライアンス対応の方針

━━世界各国の規制が厳しくなる中で、コンプライアンスはどのように対応しているのでしょうか?

アメリカのMSBNFAライセンスを保有しているほか、カナダやリトアニア、エストニアなどのライセンス取得も視野に入れてグローバル展開を進めています。

欧州連合(EU)の暗号資産規制MiCARにも対応すべく、VerifyVASP連盟への参加やトラベルルールAPIの統合を完了し、EU域内の取引ライセンスも取得しています。

法規制の動向を常に把握しながら、安心できる取引環境の維持に努めています。

上場基準や審査プロセス

━━多くの銘柄を上場するにあたり、審査ではどのような基準を重視していますか?

プロジェクトの信頼性、チームの背景、技術の独自性、市場の需要などを総合的に検討します。

また、法的コンプライアンスに問題がないかどうかや、コミュニティの活発さ・支持状況も重要なポイントです。

こうした条件を満たし、厳格な審査を経た銘柄だけがOrangeXで取引できます。

━━グローバル展開全体としてのビジョンや、今後注力していきたい部分を教えてください。

現状、20以上の国と地域で事業を展開しており、いずれの地域でも安全かつコンプライアンスに準拠した運営を最優先にしています。

これからもユーザーの資産保護を最重要課題に掲げ、100%準備金制度の定期公示やセキュリティ施策のアップグレードを続けていく予定です。同時に、ユーザーニーズや市場のトレンドをタイムリーに反映させ、サービスを進化させることにも力を注ぎます。

オンライン・オフライン問わず多彩なイベントを開催して、新たな投資家層の開拓と認知度向上を目指すつもりです。

5年後・10年後のOrangeX像

━━急速に変化するブロックチェーン・暗号資産市場において、OrangeXはどのような存在を目指していくのでしょうか?

私たちはMore than Trade, More than Futureをミッションに掲げています。

取引機能だけではなく、教育やコミュニティ活動を通じて“投資家がより良い未来を築ける手助け”をしたい。

暗号資産というと投機的なイメージが強いかもしれませんが、技術や理念を理解し、正しく使いこなしていくことで、本当に豊かな社会を形成できると考えています。

OrangeXが担うべき役割

━━テクノロジーが進化する中、OrangeXが業界全体に与える役割や使命とは何だとお考えですか?

安全な取引環境を提供するだけでなく、教育とサポートを通じてユーザーの理解を深めること。

そして、革新的なサービスを生み出し、業界のイノベーションを先導していくことがOrangeXの使命だと考えています。

コミュニティを大切にし、ユーザー同士が情報共有できる場を提供することで、暗号資産のもつ可能性をさらに広げていきたいですね。

新規ユーザー・投資家へのメッセージ

━━最後に、まだOrangeXを利用していない方々や仮想通貨投資を始めたばかりの方へのアドバイスをお願いします。

まず、安心して利用できるようセキュリティ面を徹底的に強化している点を知っていただきたいです。100%準備金制度や高度なセキュリティ技術を取り入れているので、資産保護の面でも信頼してもらえると思います。

次に、少額からでも始められる柔軟な取引環境を提供しており、豊富な銘柄とキャンペーンで投資家をサポートしています。日本語サポートも24時間365日対応していますし、初心者の方がつまずきやすいポイントを丁寧にフォローする体制が整っています。

投資をするうえで大切なのは、リスクを管理しながら少しずつ経験を積んでいくことだと思います。基本を学び、分からないことは積極的にサポートを活用する――そういった姿勢で取り組んでいただければ、より安心して仮想通貨の世界に足を踏み入れられるはずです。

高橋健一

本日はインタビューにご協力いただきありがとうございました

Alexandra

こちらこそありがとうございました。引き続きOrangeXをよろしくお願いいたします。

急速に広がりを見せる暗号資産の世界。

Alexandra氏が強調しているように、「誰もが安心して使える環境を整備すること」が、投資家の裾野を広げるうえで何より大切です。

OrangeXは豊富な銘柄や高いレバレッジといった取引チャンスに加え、セキュリティ面やユーザーサポートの充実に力を入れているのが大きな特徴。

「More than Trade, More than Future(取引の先に広がる未来へ)」――安全な基盤と革新的なサービスを礎に、OrangeXが新たな未来を切り拓いていく姿に、今後も注目していきたいと思います。

高橋健一

OrangeXの公式サイトで弊社のインタビュー記事が紹介されました

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この記事を書いた人

高橋 健一のアバター 高橋 健一 CRYPTOFX代表

大手証券会社でのトレーダー経験を持ち、現在は金融に特化したコンテンツマーケティングに携わっています。FXや仮想通貨取引において、初心者から上級者まで、それぞれの投資家のニーズに合わせた的確な情報提供を心がけています。

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