Exness(エクスネス)のスワップフリーは、口座を作った時点で全員に付いている取引条件です。スタンダード口座では、ドル円・ゴールド・ビットコインなど62銘柄で、ポジションを翌日に持ち越してもスワップがかかりません。
申請は要らず、以前あった「スタンダード」「拡張」のレベル分けも今はありません。ただし、持ち越しの多い取引を続けると対象から外されます。外れると、ゴールド1ロットの買いで1日およそ54ドルのスワップがかかります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象になる人 | 全員(申請なし・口座開設と同時) |
| 対象銘柄 | スタンダード口座は62銘柄 FX 31・貴金属と原油 7 仮想通貨 11・株価指数 13 |
| 口座タイプ別 | プロ・ロースプレッドは62 ゼロは53・セントは32 |
| 確認する場所 | 会員ページの 「Exnessのメリット」→「取引条件」 |
| 外れる条件 | 日中に取引せず、大量の注文を 翌日に持ち越す取引 (基準は非公開) |
| 外れたとき | 全口座で対象外 保有中の注文にもスワップ |
| 解除後の費用 | ゴールド1ロットの買いで 1日約54ドル |
| 管理手数料 | 取引の内容で別にかかる費用 ゴールドは1ロット1日200ドル |
| 受け取り | プラスのスワップは 1銘柄もない |
個別株、土日も取引できるXAUUSD247、天然ガス、トルコリラなどのエキゾチック通貨は対象外です。
この記事では、対象の銘柄、確認方法、解除される条件、外れたときの費用を、公式の契約仕様と顧客契約をもとに解説します。
\ 無制限レバレッジ取引が可能 /
公式サイト:https://www.exness.com
Exnessのスワップフリーとは|申請なしで全口座に付く
スワップフリーは、ポジションを翌日に持ち越したときのスワップ(金利差の調整額)を0にする取引条件です。Exnessでは口座開設と同時に全員に付き、申請も入金額の条件もありません。対象は決まった銘柄だけで、取引の内容によっては外されます。

公式ヘルプセンターの「スワップフリーステータス」は、この条件を次のように説明しています。
- パーソナルエリア(会員ページ)全体に適用され、すべての口座タイプで使える
- すべての口座は、初期設定でスワップフリーになっている
- 対象は特定の金融商品だけで、それ以外にはスワップがかかる

口座ごとに付く条件ではなく、会員ページの単位で付きます。追加口座を作っても同じ状態が引き継がれ、外れるときは全口座が同時に外れます。
「スワップフリー口座」という名前の口座タイプがあるわけではありません。スタンダード口座やプロ口座に、条件として付いています。
「スワップフリーレベル」は2024年9月に無くなった
以前のExnessには、「スタンダード」と「拡張」の2段階のレベルがありました。初期は拡張で、持ち越しが多いとスタンダードへ下がり、対象の銘柄が減る仕組みです。
この2段階は、2024年9月に無くなりました。公式ヘルプセンターの9月上旬の版には2段階の説明があり、9月28日に更新された版では消えています。
今は「適用資格あり」か「適用資格なし」のどちらかで、会員ページには「適用対象」と表示されます。

| 時期 | 仕組みと対象の銘柄 |
|---|---|
| 2024年9月 上旬まで | スタンダードと拡張の2段階 拡張の対象はFX 22・ゴールド・原油・仮想通貨・株価指数 |
| 2024年9月 下旬から | 適用資格あり/なしの1段階 対象は拡張のときと同じ |
| 2026年1月 までに | 1段階のまま 対象がFX 31・貴金属 5・原油 2などに拡大 |
レベルやスコアを確認する画面も、今はありません。検索すると「拡張スワップフリー」「優待スワップフリー」「スワップフリーレベル」という説明が見つかりますが、いずれも変更前の内容です。
対象の銘柄も当時より増えています。「メジャー8・マイナー14・ゴールド・原油」という一覧は、2025年までの古いものです。
イスラム圏向けのスワップフリーとの違い
Exnessには、イスラム圏の33か国から登録した人に付く、別のスワップフリーがあります。こちらは全銘柄でスワップが0です。
日本は対象国に入っていません。公式ヘルプセンターは、2つのスワップフリーを切り替えることはできないと明記しています。日本から登録した口座に付くのは、この記事で説明している銘柄限定のスワップフリーです。
スワップフリーの対象銘柄|スタンダード口座は62銘柄
スタンダード口座のスワップフリー対象は62銘柄です。FXのメジャー通貨とマイナー通貨、ゴールドと原油、仮想通貨、株価指数が入ります。個別株と、エキゾチック通貨の大半は対象外です。

公式の契約仕様では、スタンダード口座で取引できる241銘柄のうち、62銘柄にスワップフリーの対象を示す印が付いています。内訳は次のとおりです。
| グループ | 数 | 主な銘柄 |
|---|---|---|
| メジャー通貨 | 8 | USDJPY・EURUSD GBPUSD |
| マイナー通貨 | 21 | GBPJPY・EURJPY AUDJPY |
| エキゾチック | 2 | USDZAR・USDTHB |
| 貴金属 | 5 | XAUUSD・XAGUSD XPTUSD |
| 原油 | 2 | USOIL・UKOIL |
| 仮想通貨 | 11 | BTCUSD・ETHUSD BTCJPY |
| 株価指数 | 13 | US30・USTEC・JP225 |
62銘柄をすべて並べると、次のようになります。
- メジャー通貨(8):AUDUSD・EURUSD・GBPUSD・NZDUSD・USDCAD・USDCHF・USDJPY・DXY
- マイナー通貨(21):AUDCAD・AUDCHF・AUDJPY・AUDNZD・CADCHF・CADJPY・CHFJPY・EURAUD・EURCAD・EURCHF・EURGBP・EURJPY・EURNZD・GBPAUD・GBPCAD・GBPCHF・GBPJPY・GBPNZD・NZDCAD・NZDCHF・NZDJPY
- エキゾチック(2):USDZAR・USDTHB
- 貴金属(5):XAUUSD・XAUEUR・XAUAUD・XAGUSD・XPTUSD
- 原油(2):USOIL・UKOIL
- 仮想通貨(11):BTCUSD・ETHUSD・BTCUSDT・ETHBTC・BTCJPY・BTCAUD・BTCCNH・BTCTHB・BTCZAR・BTCXAU・BTCXAG
- 株価指数(13):US30・US500・USTEC・JP225・DE30・UK100・HK50・AUS200・FR40・STOXX50・US30_x10・US500_x100・USTEC_x100

公式ヘルプセンターの一覧は、仮想通貨と株価指数を「すべて」とまとめています。銘柄名まで数えると、スタンダード口座では62になります。
仮想通貨のうち、BTCXAU・BTCXAG・BTCTHB・BTCAUD・BTCCNH・BTCZARの6銘柄は、公式ヘルプセンターが「決済専用モード」と案内しています。対象には入っていますが、新しい注文は出せません。
口座タイプで対象の数が違う
対象の数は、口座タイプで変わります。スタンダード・プロ・ロースプレッドは62銘柄で同じです。ゼロ口座は53銘柄、セント口座は32銘柄に減ります。

| 口座タイプ | 銘柄数 | 対象 | 違い |
|---|---|---|---|
| スタンダード | 241 | 62 | — |
| プロ | 241 | 62 | 同じ |
| ロースプレッド | 215 | 62 | 同じ |
| ゼロ | 216 | 53 | 仮想通貨9銘柄が対象外 |
| セント | 36 | 32 | 4銘柄が対象外 |
ゼロ口座では、BTCUSD・ETHUSD・BTCJPYなど仮想通貨の9銘柄が、取引はできるのにスワップフリーの対象から外れています。対象の仮想通貨はBTCUSDTとETHBTCだけです。
セント口座は、取引できる36銘柄のうち32銘柄が対象です。外れるのはBTCUSD・BTCUSDT・ETHUSD・USDHKDの4銘柄です。
MT4のスタンダード口座は61銘柄です。ETHBTCがMT4に無いためで、ほかはMT5と変わりません。
仮想通貨を何日も持つ予定なら、ゼロ口座とセント口座は避けて、スタンダード・プロ・ロースプレッドのどれかを選びます。
ゴールドはXAUUSDが対象・XAUUSD247は対象外
ゴールドは、銘柄によって扱いが分かれます。
| 銘柄 | 扱い | 特徴 |
|---|---|---|
| XAUUSD | 対象 | ドル建ての標準の銘柄 |
| XAUEUR | 対象 | ユーロ建て |
| XAUAUD | 対象 | 豪ドル建て |
| XAUGBP | 対象外 | ポンド建て |
| XAUUSD247 | 対象外 | 土日も取引できる |
XAUUSD247は、土日も取引できるゴールドの銘柄です。スワップフリーの対象ではないので、平日に持ち越すと毎日スワップがかかります。買いのスワップはXAUUSDと同じ値で、1ロットあたり1日およそ54ドルです。
数日持つつもりのゴールドは、XAUUSDで建てます。
シルバーはXAGUSDだけが対象で、XAGEUR・XAGAUD・XAGGBPは対象外です。プラチナ(XPTUSD)は対象、パラジウム(XPDUSD)は対象外です。
対象外の銘柄
スタンダード口座で取引できる241銘柄のうち、179銘柄は対象外です。
| グループ | 数 | 例 |
|---|---|---|
| 株式 | 91 | AAPL・TSLA・NVDAなど全銘柄 |
| FX | 76 | USDTRY・USDMXN・USDCNH・ZARJPY・MXNJPY |
| 貴金属 | 6 | XAUUSD247・XAUGBP・XPDUSD |
| ベースメタル | 5 | 銅・アルミ・ニッケル・亜鉛・鉛 |
| エネルギー | 1 | XNGUSD(天然ガス) |
メキシコペソ円(MXNJPY)や南アフリカランド円(ZARJPY)のような高金利通貨のペアは、対象外です。エキゾチック通貨の中で対象に入っているのは、USDZARとUSDTHBの2つだけです。
\ 無制限レバレッジ取引が可能 /
公式サイト:https://www.exness.com
スワップフリーの確認方法
自分がスワップフリーの対象かどうかは、会員ページ(パーソナルエリア)の「取引条件」で確認できます。「適用対象」と表示されていれば有効です。銘柄ごとの対象・対象外は、公式の契約仕様で確かめます。

「Exnessのメリット」→「取引条件」を開く
メニューの「Exnessのメリット」から「取引条件」を選びます。スマホでは、左上の「≡」を押すとメニューが開きます。

スワップフリーの欄を見る
「スワップフリー」の右に「適用対象」と出ていれば、スワップフリーが付いています。右下の矢印を押すと、状態の詳細が開きます。

詳細の画面には、資格を維持する条件として「主に日中にトレードを完了し、翌日に持ち越すポジションを最小限に抑える必要があります」と書かれています。レベルやスコアの表示はありません。
会員ページ(パーソナルエリア)は、次のボタンから開けます。
銘柄ごとに確かめる(契約仕様)
銘柄ごとの対象・対象外は、公式の「契約仕様」のページで分かります。会員ページの右上にある「?」のメニューから開けます。
対象の銘柄には、銘柄名の下に緑色の「Swap-free available」が付きます。ページは英語ですが、見るのはこの印だけです。上の「Account」で口座タイプを切り替えると、ゼロ口座やセント口座の対象も確かめられます。

PCで開くと、Long swap(買い)とShort swap(売り)の列も出ます。この数字は、スワップフリーから外れたときにかかる値です。対象の人が対象の銘柄を持ち越す場合、実際のスワップは0です。

スワップフリーが解除される条件
スワップフリーは、取引の内容によって外されることがあります。公式が挙げる条件は「主に取引時間内に取引せず、大量の注文を翌日まで持ち越す場合」です。何ロットを何日持つと外れるかという基準は、公開されていません。

公式ヘルプセンターの説明をまとめると、次のとおりです。
- 取引の動きは、アルゴリズムで分析される
- 状態が「適用資格あり」から「適用資格なし」に変わるときは、会員ページに通知が届く
- 維持するには、日中の取引を中心にして、翌日に持ち越す注文を最小限にすることがすすめられている

公式が挙げているのは、「日中に取引しない」「量が多い」「翌日に持ち越す」の3つが重なる取引です。回数やロット数の目安は示されていません。
解除されると起きること
解除されたときに起きることは、公式ヘルプセンターに3つ書かれています。
- 会員ページ内のすべての取引口座で、スワップフリーが取り消される
- これから建てる注文だけでなく、保有中の注文にもスワップがかかる
- 会員ページに通知が表示される

顧客契約は、さらに強い書き方をしています。スワップフリーの口座で、長くポジションを持って利益を得ることは認められていません。その場合、会社は決済を求め、スワップをさかのぼって適用できます(第E部5.10項)。
| 条項 | 内容 |
|---|---|
| 第E部 5.7項 | スワップフリーを認めるかは会社の裁量。顧客は辞退も変更もできない |
| 5.10項 | 長く保有して利益を得てはならない。該当するとスワップをさかのぼって適用 |
| 5.11項 | 会社は事前の通知なしに取り消し・変更できる |
| 5.12項 | 取引手法が会社の運営を脅かす場合などは、説明なしに無効にできる |
| 5.13項 | 不正やキャリートレードを見つけた場合、全口座の取り消し・過去分の回収・口座の閉鎖ができる |
顧客契約 第E部5.10〜5.13項の原文(英語)を見る

両建て・長期保有はどう扱われるか
同じ銘柄の買いと売りを同時に持つ両建て(ヘッジ注文)は、Exnessが公式に用意している機能です。対象の銘柄なら、どちらのポジションもスワップは0です。
注意が要るのは、両建てのまま何日も持ち越す取引です。顧客契約の第E部5.13項は、取り消しの対象になる取引を名指ししています。スワップフリーの口座でのキャリートレード(金利差を狙って持ち続ける取引)と、キャッシュバック裁定です。
解除されると、両建ての片方にスワップがかかります。たとえばドル円は、買いが0、売りが1ロットあたり1日1,390円です。
スワップフリーを維持するには
公式が示している維持の方法は1つだけです。日中の取引を中心にして、翌日に持ち越す注文を最小限にすることです。
- その日のうちに決済する取引を、取引の中心にする
- 持ち越すポジションの量を増やしすぎない
- 会員ページの通知(ベルのアイコン)を定期的に見る
- 「取引条件」の表示が「適用対象」のままかを確かめる
「何ロットまでなら安全」という数字は、公式にありません。インターネット上の目安は、公式の裏付けが無いものとして扱ってください。
解除されたあと元に戻るか
元に戻る条件は、公式ヘルプセンターにも顧客契約にも書かれていません。自分から申請して戻す手続きもありません。
手がかりになるのは、管理手数料についての公式の回答です。「お客様の口座を定期的に審査した後、管理手数料を解除する場合があります」とあり、取引の内容は継続して見直されています。
解除の通知が届いたら、まず保有中のポジションにかかるスワップを確かめます。そのうえで、会員ページの「サポートハブ」からチケットを作り、状態と見直しの有無を問い合わせます。
解除されるとスワップはいくらかかる?
スワップフリーから外れると、銘柄ごとのスワップが毎日かかります。1ロットあたりの目安は、ゴールドの買いが約54ドル、ドル円の売りが約1,390円、ビットコインの買いが約19ドルです。

2026年10月上旬の公式の契約仕様から、主な銘柄の金額を計算しました。スタンダード口座・1ロット・1日あたりの値です。スワップは毎日変わるので、目安として見てください。
| 銘柄 | 買い | 売り |
|---|---|---|
| USDJPY | 0 | −1,390円 |
| EURUSD | −5.70ドル | 0 |
| GBPUSD | −2.20ドル | −0.50ドル |
| GBPJPY | 0 | −1,750円 |
| EURJPY | 0 | −910円 |
| XAUUSD | −53.67ドル | 0 |
| XAGUSD | −39.50ドル | 0 |
| USOIL | 0 | −49.60ドル |
| BTCUSD | −18.86ドル | 0 |
| ETHUSD | −0.59ドル | 0 |
| US30 | −10.49ドル | 0 |
| USTEC | −6.96ドル | 0 |
| JP225 | 0 | 0 |
ゴールドの買いを1ロット、月曜から金曜まで5晩持ち越した場合で計算します。水曜の夜(日本時間の木曜の朝)に3日分が付くので、1週間で7日分です。
53.67ドル × 7日分 = 375.69ドル
スワップフリーが付いていれば、この375.69ドルは0です。
スワップの計算方法
公式ヘルプセンターの式は、次のとおりです。
- スワップ = スワップレート(pips)× 日数 × pip値
- pip値 = ロット数 × 契約サイズ × pipサイズ
1ロットを1日持ち越したときの計算例です。
- XAUUSDの買い:pip値は 1 × 100 × 0.01 = 1ドル。−53.67 pips × 1ドル = −53.67ドル
- USDJPYの売り:pip値は 1 × 100,000 × 0.01 = 1,000円。−1.39 pips × 1,000円 = −1,390円
- BTCUSDの買い:pip値は 1 × 1 × 0.1 = 0.1ドル。−188.64 pips × 0.1ドル = −18.86ドル
公式の計算ツール(トレーディングカリキュレーター)でも、同じ結果になります。XAUUSDの0.01ロットを入れると、Swap longは−0.54ドルと表示されました。1ロットあたり53.67ドルの100分の1です。

スワップが付く時刻と3日分の曜日
スワップは、月曜から金曜のサーバー時間21:00(冬時間は22:00)に付きます。日本時間では、火曜から土曜の朝6:00(冬時間は7:00)です。土曜と日曜には付きません。
| グループ | 3日分の朝 | 補足 |
|---|---|---|
| FX | 木曜 | USDCADだけ金曜 |
| 貴金属 | 木曜 | ゴールド・シルバー・プラチナ・パラジウム |
| エネルギー | なし | 原油・天然ガス。毎日1日分 |
| 仮想通貨 | 土曜 | 「仮想通貨クロス」は木曜 |
| 指数・株式 | 土曜 | 株価指数と個別株 |

「原油は水曜に3倍」「金曜に3倍」という説明も見かけますが、公式は「エネルギーの場合、トリプルスワップは適用されません」と書いています。
銘柄ごとの取引時間と、朝6時前後のスプレッドの広がりは、Exnessの取引時間一覧にまとめています。

プラスのスワップは1銘柄も無い
Exnessには、スワップを受け取れる銘柄がありません。スタンダード口座で取引できる241銘柄を調べると、買いも売りも、すべて0かマイナスでした。
トルコリラやメキシコペソのような高金利通貨でも同じです。USDTRYは買いが−66.4 pips、売りが−10.917 pipsで、どちらを持っても支払いになります。
スワップの受け取りを目的にした長期保有は、Exnessでは成り立ちません。
持ち越し注文の管理手数料とは
管理手数料は、持ち越しの多い取引をしている口座に、スワップとは別にかかる費用です。翌日に持ち越したロット数に応じて、1日ごとに引かれます。ゴールドと原油は1ロットあたり200ドル、ドル円は25ドルです。

公式ヘルプセンターの「持ち越し注文の管理手数料について」は、Exnessの取引条件を「主に取引日内に取引を行い、持ち越し注文数が限られたお客様に適しています」と説明しています。
取引の全体がこの範囲から外れると、保有中の注文も含めて、すぐに管理手数料がかかることがあります。

| グループ | 銘柄 | 1日の額 |
|---|---|---|
| FX | USDJPY・EURUSD GBPJPY・AUDJPY | 25ドル |
| FX | EURJPY・AUDUSD NZDUSD | 10ドル |
| FX | GBPUSD・CADJPY | 5ドル |
| 貴金属 | XAUUSD・XAUUSD247 | 200ドル |
| 貴金属 | XAGUSD | 150ドル |
| 原油 | USOIL・UKOIL | 200ドル |
| 仮想通貨 | BTCUSD | 50ドル |
| 仮想通貨 | ETHUSD | 5ドル |
| 株価指数 | US30 | 10ドル |
| 株価指数 | USTEC・DE30 | 5ドル |
| 株価指数 | JP225・US500 | 1ドル |

計算の決まりは、次のとおりです。
- 対象は、朝6:00(冬時間は7:00)をまたいで持ち越した注文だけ。その前に決済した注文にはかからない
- 1ロット未満は、ロット数に比例する(1ロット75ドルの銘柄を0.5ロット持ち越すと37.5ドル)
- 取引口座ごとに、持ち越したロット数を合計して計算する
- 口座の残高の範囲内で引かれ、管理手数料でマイナス残高になることはない
ゴールド1ロットを月曜から金曜まで持ち越すと、200ドル × 5日 = 1,000ドルです。同じ条件のスワップ(約376ドル)の約2.7倍にあたります。
管理手数料とスワップが同時にかかるのか、どちらか一方なのかは、公式に書かれていません。
根拠は、顧客契約の第C部2.5項と第E部7.1項です。2.5項は、禁止される取引の疑いがあるときに会社が取れる措置を並べた条文で、その中に「未決済ポジションへの日次の管理手数料」が入っています。
管理手数料がかかっているかの確認方法
適用されるときは、登録したメールアドレスか、会員ページの通知で知らされます。引かれた金額は、取引プラットフォームで「残高運用」として表示されます。
期間は決まっていません。公式は「定期的に審査した後、管理手数料を解除する場合があります」としています。
引かれたあとは、使える証拠金が減ります。公式も、ストップアウト(強制決済)につながる可能性があると注意しています。通知が届いたら、ポジションの量と残高を見直してください。
公式の案内どうしで食い違うところ
Exnessの公式の案内には、ページによって書き方が違う点があります。迷ったときは、銘柄ごとの印が出る契約仕様と、会員ページの表示に従うのが確実です。
| 項目 | 書き方A | 書き方B |
|---|---|---|
| 仮想通貨 | ヘルプは「すべての仮想通貨」 | 契約仕様はゼロ口座9銘柄・セント口座3銘柄が対象外 |
| 確認する場所 | 「Exnessベネフィットの取引条件タブ」 | 「設定」→「取引条件」 |
| レベル | ヘルプは1段階だけ | 顧客契約に「Swap free levels」の語 |
| 対象の広さ | 別の記事は「ほとんどの取引金融商品」 | スタンダード口座は241銘柄中62銘柄 |
確認する場所は、実際の会員ページでは「Exnessのメリット」→「取引条件」でした。ヘルプの「Exnessベネフィット」は、同じメニューを指しています。
顧客契約に「レベル」の語が残っているので、会社が将来またレベル分けを設ける余地はあります。今の時点で、レベルを選んだり上げたりする手続きはありません。
Exnessのスワップフリーが向く人・向かない人
Exnessのスワップフリーは、日中の取引が中心で、ときどき数日持ち越す人に向いています。スワップの受け取りや、大きな量を何週間も持ち続ける取引には向きません。
向いている人
- デイトレードが中心で、週に何度かゴールドやドル円を持ち越す人
- 木曜の朝に付く3日分のスワップを避けたい人
- ビットコインや株価指数を数日持つ人
向いていない人
- スワップの受け取りを目的に、高金利通貨を持つ人(プラスのスワップは無い)
- 大きなロットを何週間も持ち続ける人(解除と管理手数料の対象になりうる)
- 個別株やXAUUSD247を持ち越す人(最初から対象外)
ほかの海外FX業者との比較は海外FX業者おすすめ比較ランキング、Exnessの安全性はExnessの日本撤退と評判・安全性で解説しています。


\ 無制限レバレッジ取引が可能 /
公式サイト:https://www.exness.com
Exnessのスワップフリーでよくある質問
まとめ|62銘柄は持ち越しても0、長く大きく持つと外れる
Exnessのスワップフリーについて、要点を整理します。
- 申請なしで全員に付く。レベル分けは2024年9月に無くなった
- スタンダード口座の対象は62銘柄。ゼロ口座は53、セント口座は32
- XAUUSDは対象、XAUUSD247と個別株は対象外
- 状態は、会員ページの「取引条件」で確認する
- 持ち越しの多い取引を続けると、全口座で外れる
- 外れるとゴールド1ロットで1日約54ドル。別に管理手数料(200ドル)がかかることもある
口座を開いたあとの入金と出金は、次の記事で解説しています。そのほかの記事はExnessの解説記事一覧からご覧いただけます。


\ 無制限レバレッジ取引が可能 /
公式サイト:https://www.exness.com



コメント