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Exnessは日本撤退する?日本語サイトが消えた理由と評判・安全性

Exnessの日本撤退 うわさは本当?
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Exness(エクスネス)は、2026年10月時点で日本撤退を発表していません。日本語の公式サイトは2024年12月に見られなくなりましたが、口座開設、入出金、日本語のヘルプセンターは今も日本の利用者向けに動いています。

一方で、コピートレードは2026年6月25日に終了し、iPhoneのアプリは日本のApp Storeにありません。契約のうえでは、Exnessは5日前の通知でサービスを終了できます。この記事では、撤退と言われる理由、今も使えるもの、安全性と備え方を解説します。

項目今の状況補足
撤退の発表なし公式の告知・規約の変更なし
日本語の公式サイト2024年12月に終了今は英語など11言語
口座開設受付中画面は英語・居住国の欄なし
入出金入金13・出金12方法国内銀行振込あり
日本語ヘルプ244本今も更新が続く
コピートレード2026年6月25日に終了全ユーザーが対象
金融庁2023年4月に警告日本の登録なし

公式サイトと口座開設の画面は英語で、サポートの対応言語にも日本語は入っていません。知りたいことから読めます。

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公式サイト:https://www.exness.com

目次

Exnessは日本撤退する?2026年10月時点の結論

Exnessは日本撤退を発表していません。公式サイト、公式ヘルプセンターの244本の記事、顧客契約のどこにも、日本向けのサービスを終えるという記載はありません。

変わったのは、日本語で案内する範囲と、一部のサービスです。

Exnessの日本向けサービスの今。今は使えないものは日本語の公式サイト、コピートレード、iPhoneのアプリ。今も使えるものは口座開設、入金・出金、日本語のヘルプ。撤退の発表は出ていない
項目今の状況補足
日本語の公式サイト見られない2024年12月から。英語のトップへ転送
コピートレード終了2026年6月25日。全ユーザーが対象
iPhoneのアプリ日本のApp Storeに無いAndroidは配信中
口座開設受付中画面は英語
入金・出金入金13・出金12方法国内銀行振込あり
会員ページ日本語ログインしたあと
ヘルプセンター日本語244本英語は242本

撤退のうわさは、この「見られなくなったもの」から出ています。次の章で1つずつ確かめます。

Exnessが日本撤退と言われる4つの理由

理由は4つあります。日本語の公式サイトが消えたこと、口座開設の画面で居住国に日本を選べなかったこと、コピートレードの終了、iPhoneのアプリが日本のApp Storeに無いことです。どれも事実ですが、撤退の発表ではありません。

Exnessが日本撤退と言われる4つの理由。日本語サイトの終了(今は英語など11言語)、居住国に日本がない(今は欄そのものが無い)、コピートレード終了(全ユーザーが対象)、iPhoneのアプリ(日本のストアに無い)。どれも撤退の発表ではない

日本語の公式サイトが消えた(2024年12月)

Exnessの公式サイトには、以前は日本語版がありました。今は、日本語版のアドレスを開くと英語のトップページへ転送されます。

Exness公式サイトのトップページ(スマホ表示)。英語で「Upgrade the way you trade」と表示され、Register と Try free demo のボタンがある。日本語の表示は無い
Exness公式サイトのトップ(英語で表示される)

消えた時期は、ウェブページの過去の姿を保存しているインターネットアーカイブ(Internet Archive)の記録で絞り込めます。

記録された日日本語ページの状態
2024年11月1日〜12月13日表示された(記録20件)
2024年12月18日68ページすべてが転送
2024年12月19日以降転送だけ(表示の記録なし)

日本語ページが最後に記録されたのは2024年12月13日です。5日後の12月18日には、記録された68ページがすべて転送に変わっていました。日本語サイトが終了したのは、2024年12月13日から18日のあいだです。

「2023年9月から表示されなくなった」と書く記事もありますが、記録では2024年12月まで日本語ページが表示されています。

今の公式サイトは、英語、アラビア語、ベンガル語、中国語、フランス語、インドネシア語、ポルトガル語、スペイン語、タイ語、ウズベク語、ベトナム語の11言語です。サイトマップに載っている2,149ページのうち、日本語のページは0件でした。

終了の理由を、Exnessは説明していません。金融庁の警告との前後関係は、Exnessと金融庁の章で整理します。

口座開設の画面で「居住国に日本がない」

以前の口座開設の画面には居住国を選ぶ欄があり、そこにJapanが無いことが話題になりました。2026年10月時点の画面には、居住国の欄そのものがありません。

Exnessの口座開設の画面(スマホ表示)。Create an account のタブに、メールアドレス、パスワード、Partner code (optional)、米国の居住者ではないことを確認するチェックボックスがあり、居住国を選ぶ欄は無い
Exnessの口座開設の画面(居住国を選ぶ欄は無い)

入力するのは、メールアドレス、パスワード、パートナーコード(任意)と、米国の居住者ではないことの確認の4つです。

居住国は、登録のあとの本人確認で入力します。公式ヘルプセンターの「Exness口座を認証する方法」は、氏名、生年月日、住所、居住国を基本情報として入力すると案内しています。一度選んだ居住国は変更できません。

日本以外の国を選んで登録しない

Q&Aサイトには、「ほかの国を選んで登録する」「VPNを使う」という回答があります。公式ヘルプセンターは、住所確認書類は住んでいる国のものと一致していなければならないとしています。居住国と書類の国が合わないと、本人確認は通りません。

本人確認で求められる書類と、通らないときの対処法は、次の記事で解説しています。

コピートレードが終了した(2026年6月25日)

Exnessのコピートレードは、2026年6月25日に終了しました。日本だけの措置ではありません。

公式ヘルプセンターの「パーソナルエリア:コピートレーディング」は、新しい戦略の作成と投資を「現在すべてのお客様にご利用いただけません」と案内しています。

Exness公式ヘルプセンター「パーソナルエリア:コピートレーディング」。免責事項として、新たな戦略の作成および投資は現在すべての顧客が利用できず、既存の投資および戦略は2026年6月25日に終了したと書かれている
出典:Exness公式ヘルプセンター「パーソナルエリア:コピートレーディング」

過去の履歴の確認と、投資ウォレットへのアクセスは、ウェブ版のパーソナルエリアで続けられます。終了の理由は書かれていません。

終了までの日程は、解説記事によって食い違っています。公式ヘルプセンターで確かめられるのは、最終日の6月25日です。

iPhoneのアプリが日本のApp Storeにない

取引アプリ「Exnessトレード」は、日本のApp Storeに掲載されていません。Androidは、日本のGoogle Playからインストールできます。

ストア日本での掲載補足
App Store(iPhone)なしタイ・ベトナムなどでは配信中
Google Play(Android)あり1,000万回以上ダウンロード

アプリそのものは日本語に対応しています。タイのApp Storeにある最新版(バージョン5.8)は、対応言語に日本語を含んでいます。

公式ヘルプセンターの「Exnessトレード:トラブルシューティングガイド」には、気になる一文があります。ストアでアプリが見つからない場合は、その国でサービスを提供していない可能性がある、というものです。日本は、iPhoneでは見つからず、Androidでは見つかるという中間の状態です。

iPhoneでは、ブラウザで開くパーソナルエリアか、MetaTrader 5のアプリを使います。ログインの方法は次の記事にまとめています。

日本向けサービスの変更を年表で見る

日本向けの変更は、2023年4月の金融庁の警告のあと、2024年12月に日本語サイト、2026年6月にコピートレードが終わる順で進みました。口座開設と入出金は止まっていません。

Exnessの日本向けサービスの変更の流れ。金融庁が警告、日本語サイトが終了、コピートレード終了と続き、取引・入出金は継続している。撤退の発表は無い
時期出来事出どころ
2023年4月21日関東財務局がExnessの運営会社に警告関東財務局の公表
2024年12月13日〜18日日本語の公式サイトが終了インターネットアーカイブの記録
2026年6月1日改正資金決済法が施行法令
2026年6月25日コピートレードが終了(全ユーザー)公式ヘルプセンター
2026年10月時点口座開設・入出金・日本語ヘルプは継続会員ページ・公式ヘルプ
2026年11月30日改正資金決済法の経過措置の期限改正法の附則

年表に並ぶのは、日本語での案内と一部のサービスの終了です。入出金や取引を止めるという告知は、2026年10月時点でありません。

Exnessは日本人でも使える?日本語対応の現状

日本に住んでいる人も、Exnessの口座を使えます。公式サイトがサービスの対象外として挙げる国に、日本は入っていません。日本語で使えるのは、ログインしたあとの会員ページとヘルプセンターです。

Exnessの日本語対応。英語だけなのは公式サイト、口座開設の画面、ログインの画面。日本語で使えるのは会員ページ、入金・出金の画面、ヘルプセンター。ログインしたあとは日本語で使える
画面言語補足
公式サイト英語など11言語日本語版は2024年12月に終了
口座開設・ログイン英語など11言語日本語は選べない
会員ページ日本語入金・出金の画面も日本語
ヘルプセンター日本語244本。英語は242本
サポート公式の案内は7言語日本語は入っていない
取引アプリ日本語に対応iPhoneは日本のストアに無い

公式サイトのフッターは、サービスを提供しない地域として、米国、カナダ、イラン、北朝鮮、欧州、英国、ロシア、ベラルーシなどを挙げています。日本の名前はありません。

Exnessのパーソナルエリアの入金の画面(スマホ表示)。日本語で「入金」「すべての決済方法」と表示され、Tether (USDT BEP20)、BNB、Bank Card、Bank Transfer(銀行振込)が並ぶ。銀行振込は処理時間1時間〜12時間・手数料0%・200〜5,000 USD
パーソナルエリアの入金の画面(日本語で表示される)

日本語ヘルプセンターの記事は244本で、英語版の242本とほぼ同じ数です。このうち225本は、直近30日のあいだに更新されています。日本語の案内が放置されているわけではありません。

Exnessヘルプセンターの日本語版のトップ(スマホ表示)。「お手伝いいたしますか?」の下に検索欄があり、よくある検索としてレバレッジ・取引時間・スワップ・入金が並ぶ
出典:Exnessヘルプセンター(日本語版)

口座開設の画面にある日本向けの注記

口座開設の画面の下には、日本の居住者についての英語の注記があります。

Exnessの口座開設の画面の下にある英語の注記。Exnessは日本の金融庁(Japanese FSA)の規制を受けておらず、翻訳されたページは日本の居住者に向けたものではないと書かれている。サービスを提供しない地域として米国・イラン・北朝鮮・欧州連合・英国などが挙げられている
Exnessの口座開設の画面の下にある注記

書かれているのは次の3点です。

  • Exnessは日本の金融庁(Japanese FSA)の規制を受けていない
  • 金融サービスの勧誘とみなされる行為には関わっていない
  • 翻訳されたページは、日本の居住者に向けたものではない

この注記からは、日本の人を勧誘はしないが、本人の判断での登録は受け付ける、という立場が読み取れます。日本語サイトを閉じたことも、この立場と合っています。

ログイン画面の英語の読み方は、Exnessにログインできない原因と対処法に対訳表を載せています。

日本語サポートは使えるか

公式ヘルプセンターの「Exnessに問い合わせる方法」が挙げる対応言語は、英語、中国語、タイ語、ベトナム語、アラビア語、ヒンディー語、ウルドゥー語の7つです。日本語は入っていません。

Exness公式ヘルプセンター「Exnessに問い合わせる方法」。サポート担当者は24時間・週7日対応で、英語、中国語、タイ語、ベトナム語、アラビア語、ヒンディー語、ウルドゥー語で利用できると書かれている
出典:Exness公式ヘルプセンター「Exnessに問い合わせる方法」

問い合わせは、会員ページの「サポートハブ」からチケットを送るか、チャットを使います。どちらの画面も日本語で表示されます。ただ、日本語の担当者が常にいるとは、公式には書かれていません。

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公式サイト:https://www.exness.com

日本語の公式サイトが無い海外のサービスで、サポートがどこまで日本語で通じるかは、プロップファームのFTMOに問い合わせた結果も参考になります。

Exnessと金融庁|警告の内容とライセンス

Exnessは日本の金融庁に登録していません。2023年4月21日に、関東財務局がExnessのサービスを提供する業者としてNymstar Limitedへ警告を出し、金融庁の無登録業者のリストに載っています。海外のライセンスは、セーシェルなどで持っています。

Exnessの契約先と日本の登録。契約先はセーシェルの金融ライセンスを持つExness (SC) Ltd。日本では金融庁の登録が無く、警告を受けている。日本の金融庁の監督は受けていない
関東財務局の公表ページ「無登録で金融商品取引業等を行う者について(Nymstar Limited)」。令和5年4月21日付。業者名等は Nymstar Limited、所在地はセーシェルの Eden Island、内容はインターネットを通じた店頭デリバティブ取引の勧誘、備考はサービスの名称が「Exness」
出典:関東財務局「無登録で金融商品取引業等を行う者について(Nymstar Limited)」
項目内容
警告の日2023年4月21日(令和5年4月21日)
業者名Nymstar Limited
所在地セーシェル(Eden Island)
内容インターネットを通じた店頭デリバティブ取引の勧誘
備考サービスの名称は「Exness」

警告は関東財務局が公表したもので、金融庁の「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について」にも同じ内容が載っています。

リストの名前はNymstar Limitedで、今の契約先の表示名であるExness (SC) Ltdとは違います。金融庁はリストについて、名称や所在地が現時点のものでない場合がある、と注記しています。ただ、ExnessがTrustpilotに登録している連絡先の住所は「F20, 1st floor, Eden Plaza, Eden Island」です。警告に書かれた所在地と同じです。

関東財務局は同じページで、登録の無い海外の業者が日本語のホームページを開設するなどして勧誘する例がある、と注意を呼びかけています。Exnessの日本語サイトが終了したのは、この警告の約1年8か月後です。関係があるかどうかを、Exnessは説明していません。

日本の個人が契約する会社とライセンス

Exnessのグループには、ライセンスを持つ会社が10社あります。日本の個人が契約するのは、セーシェル金融サービス庁(FSA)のライセンス(番号SD025)を持つExness (SC) Ltdです。

会社監督機関補足
Exness (SC) LtdセーシェルFSA日本の個人の契約先
Exness B.V.キュラソー・シント・マールテン中央銀行欧州経済領域の外の一部地域向け
Exness (VG) Ltd英領バージン諸島FSC欧州経済領域の外の一部地域向け
Exness (Cy) LtdキプロスCySEC個人向けのサービスなし
Exness (UK) Ltd英国FCA個人向けのサービスなし

ほかに、ベリーズ、モーリシャス、ケニア、ヨルダン、南アフリカの会社があります。英国FCAとキプロスCySECのライセンスは、日本の個人の口座には関係しません。この2社は個人向けのサービスを提供していない、と公式サイトに書かれています。

Exnessのパーソナルエリアのフッター(スマホ表示)。Exness (SC) LTD はセイシェル共和国で登録され、ライセンス番号 SD025 で金融庁(FSA)の認可を受けた証券ディーラーと書かれている。この金融庁はセーシェルの金融サービス庁を指す
パーソナルエリアのフッター(契約先はExness (SC) Ltd)

会員ページのフッターには、「金融庁(FSA)の認可を受けた証券ディーラー」と書かれています。この「金融庁」はセーシェルの金融サービス庁のことで、日本の金融庁ではありません。

金融商品取引法の登録義務と罰則は、業者に向けたものです。利用する人を罰する規定はありません。

ただし関東財務局は、無登録の海外業者との取引で、返金されない、連絡がつかなくなるといったトラブルが多発しているとして、注意を呼びかけています。トラブルになったとき、日本の登録業者のように金融庁の監督を通じた解決は期待できません。

Exnessの安全性|資金はどう守られるか

顧客の資金は、会社の資金と分けて管理されています。ただし、政府が保証する補償の制度は無く、倒産したときに全額が戻る保証はありません。

Exnessの資金の守られ方。分別管理はあり、会社の資金と分けて保管する。補償基金は上限つきで1人2万ユーロまで。政府の補償は無い。倒産したときに全額が戻る保証は無い
仕組み内容注意点
分別管理会社の資金と分けたオムニバス口座で保管ほかの顧客の資金と同じ口座にまとまる
補償基金金融委員会の基金。1人2万ユーロまでExnessが裁定に従わないときだけ使われる
政府の補償なし公式ヘルプセンターに記載
Exness公式ヘルプセンター「Exness取引口座内の資金は安全ですか?」の補償基金の項目。金融委員会に加盟していること、利用できる政府保証の補償ファンドや同様の制度は無いことが書かれている
出典:Exness公式ヘルプセンター「Exness取引口座内の資金は安全ですか?」

金融委員会(Financial Commission)は、業者と顧客の争いを扱う民間の機関です。金融委員会の加盟企業のページによると、Exnessは2021年7月22日から加盟しています。

補償基金は、業者が倒産したときに全顧客へ払われるものではありません。公式ヘルプセンターの「補償基金」は、取引で出た損失と、会社が債務超過になった場合の全顧客は対象外だとしています。

顧客契約は、資金を預けた先の金融機関が破綻した場合、顧客が無担保の債権者になることがあると定めています(Part B 1.7)。口座に置く金額を取引に使う分にとどめておくと、万一のときの影響を小さくできます。

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もし日本撤退が決まったら資金はどうなる?

顧客契約では、Exnessは5暦日前に通知すれば、理由を示さずに契約を終了できます。その場合、顧客は終了日までにポジションを決済して出金し、残った残高は本人名義の口座へ返されます。

Exnessの契約が終了するときの流れ。会社から5日前までに書面で通知、ポジションを決済(残すと会社が決済)、終了日までに資金を出金、残高は本人名義の口座へ返金。通知から終了までは最短5日
条項内容
Part A 10.1会社は、5暦日以上前に書面で通知すれば、いつでも理由なく契約を終了できる
Part A 7.3通知は、メールなら送信の1時間後、会員ページへの掲載ならその時点で届いたとみなす
Part A 10.5顧客は終了日までにポジションを決済して出金する。残したポジションは会社が決済できる
Part A 10.6残高は、債務を差し引いたうえで本人名義の口座へ支払う。第三者への支払いは断れる
Part A 10.7終了後に残高が残ると、最大10ドルの手数料。残高が手数料を上回れば課されない

たとえば月曜に通知が届くと、早ければその週の土曜が終了日になります。銀行振込の出金は、着金まで最長5日です。通知が来てから動くと、終了日に間に合わないことがあります。

間に合わなかった残高も、10.6の定めで返されます。ただ、返す時期は「合理的に可能な範囲で速やかに」としか書かれていません。契約で保証されている猶予は5日です。

顧客契約 Part A 10.1〜10.7(契約の終了)の原文を見る
Exnessの顧客契約(Client Agreement)Part A 10. Termination の原文。10.1 会社は5暦日以上前の書面通知でいつでも理由なく契約を終了できる、10.5 顧客は終了日までにポジションを決済して資金を出金する、10.6 残高は本人名義の口座へ支払う、10.7 終了後に残高が残ると最大10ドルの手数料
出典:Exness (SC) Ltd 顧客契約(Client Agreement)Part A 10.1〜10.7

実際に日本から撤退したBitgetの例

海外の暗号資産取引所Bitgetは、2026年8月3日に日本の居住者向けサービスの終了を発表しました。発表から強制決済まで、約5か月の日程が示されています。

日付Bitgetの対応
2026年8月3日終了を発表。同じ日から新規登録を停止
2026年11月1日段階的な制限を開始
2026年12月31日以降残ったポジションを強制決済

Bitgetの場合は、発表、新規登録の停止、制限、強制決済の日程が公式に告知されました。Exnessは、2026年10月時点でこの種の告知を出していません。口座開設の画面も開いています。

Bitgetを経由してExnessへ暗号資産を送っていた人は、送金の経路を見直す必要があります。Exnessが受け付ける暗号資産とネットワークは、Exnessの入金方法で確認できます。

2026年12月以降、銀行振込は使えなくなる?

撤退より先に変わる可能性があるのは、国内銀行振込での入出金です。2026年6月1日に施行された改正資金決済法の経過措置が、11月30日に期限を迎えます。公式サイトとヘルプセンターに、この件の告知はありません。

改正法は、国境をまたいで代金を受け渡す「収納代行」を為替取引として扱い、資金移動業の登録を求めます。すでに営業していた事業者は、施行から6か月間は登録なしで続けられます(附則2条)。

金融庁は、パブリックコメントへの回答でこの点に触れています。国外の無登録の金融商品取引業者のために収納代行を行う者は、登録を申請しても認められず、取締りの対象になるという内容です。

Exnessの銀行振込がこの規制に当たる仕組みかどうかは、公表されていません。2026年10月時点の会員ページでは、入金も出金も「Bank Transfer(銀行振込)」を選べます。

銀行振込だけに頼らない

出金は、入金と同じ方法に戻すのが原則です(顧客契約 Part B 7.2)。Exnessは、指定された方法での出金を断り、別の方法を提案できます(Part B 7.11)。暗号資産やPeskaなど、もう1つの方法を使える状態にしておくと慌てずに済みます。

Exnessの評判・口コミ|やばいと言われる点

Trustpilotの評価は5点中4.7(33,026件)で、日本語のレビュー120件も9割近くが星5です。「やばい」と言われる理由には、金融庁の警告、日本語サイトの終了、利益が大きいときの出金や取引条件への不満などがあります。

TrustpilotのExnessのページ(スマホ表示)。レビュー33,026件で評価は4.7。星5つが大半を占め、「顧客にレビューを依頼しています」と表示されている
出典:Trustpilot「Exness」
対象件数内訳
全体33,026件星5が29,280件(89%)
星1が2,051件(6%)
日本語のレビュー120件星5が106件・星4が6件
星3が3件・星2が1件・星1が4件

TrustpilotのExnessのページには、Exnessが顧客にレビューを依頼していると表示されています。満足した人の声が集まりやすい点は、差し引いて読む必要があります。

日本語のレビューを投稿年で数えると、2023年が34件、2024年が50件、2025年が17件、2026年が19件でした。日本語サイトが終了した2024年12月のあと、件数は減っています。「撤退」に触れたレビューはありませんでした。

星1〜2の5件のうち、取引に関するものは2件です。利益が数百万円まで増えたあと出金に時間がかかったという声(2026年4月)と、取引条件を途中で変えられたという声(2024年8月)でした。残りの3件は、レビュー依頼の表示やチャート画面への不満です。

取引条件のうち、持ち越しの多い取引で外れることがあるスワップフリーについては、次の記事で解説しています。

出金拒否はあるのか

顧客契約には、会社が出金を断れる場面が書かれています。禁止されている取引をしたと会社が判断したとき(Part C 2.4)と、契約の終了を通知したあと(Part A 10.5)です。

出金の条件と、出金できないときの原因は、Exnessの出金方法で解説しています。

Exnessを名乗る偽サイト・詐欺に注意

「Exness 詐欺」で検索すると、Exnessを名乗る偽サイトや、不正ログインで出金されたという報告が見つかります。公式ヘルプセンターの「公式コミュニケーションチャネル」によると、公式の連絡手段は次の4つです。

  • メール:@exness.com か @mail.exness.com のアドレス
  • MetaTraderの内部メール
  • 会員ページのサポート欄に載っている番号からの電話
  • ライブチャット

Telegram、Instagram、Facebookメッセンジャー、TikTokなどは、サポートの連絡に使わないとされています。SNSでサポートを名乗る相手に、パスワードや認証コードを教えないでください。

撤退に備えて今やっておくこと

すぐに撤退する兆しはありませんが、契約で保証されている猶予は5日です。出金の経路、取引履歴、連絡先を先に整えておくと、告知が出ても慌てずに済みます。

Exnessの撤退に備えて今やっておくこと。出金方法を2つ持つ(銀行振込と暗号資産)、取引履歴を保存する、登録メールが届くか連絡先を確かめる、残高を置きすぎない。出金の経路は先に確かめておく
  1. 出金方法を2つ使える状態にしておく。銀行振込のほかに、暗号資産かPeskaの出金先を用意する
  2. 取引履歴を保存する。会員ページの「注文履歴」と入出金の「取引履歴」を確かめ、口座ごとの取引明細書をダウンロードしておく
  3. 登録メールアドレスに届くかを確かめる。契約の終了の通知は、メールか会員ページで届く
  4. 口座に置く金額を、取引に使う分にとどめる

会員ページは、下のボタンから開けます。

入金と出金の方法、最低入金額、反映時間は次の記事にまとめています。

Exnessの日本撤退でよくある質問

Exnessは今から新規で口座開設できますか?

口座開設の画面は開いていて、登録を受け付けています。画面は英語で、入力するのはメールアドレス、パスワードなど4つです。サービスの対象外とされる国に、日本は入っていません。

Exnessの日本語サイトは復活しますか?

公式の発表はありません。日本語版のアドレスが英語のトップページへ転送される状態は、2024年12月から続いています。ログインしたあとの会員ページとヘルプセンターは、日本語で使えます。

Exnessを日本から使うのは違法ですか?

金融商品取引法の登録義務と罰則は、業者に対するものです。利用者を罰する規定はありません。ただ、Exnessは金融庁に登録しておらず、2023年4月に警告を受けています。

Exnessが撤退したら、口座のお金は没収されますか?

顧客契約は、契約が終了したときに残った残高を、本人名義の口座へ支払うと定めています(Part A 10.6)。禁止行為の疑いや未払いの債務がある場合は、この限りではありません。終了日までに出金しなかった少額の残高には、最大10ドルの手数料がかかることがあります。

Exnessのコピートレードは再開しますか?

再開の発表はありません。公式ヘルプセンターは、新しい戦略の作成と投資を、すべての顧客が利用できないと案内しています。

iPhoneでExnessは使えますか?

Exnessトレードのアプリは、日本のApp Storeにありません。iPhoneでは、ブラウザで開く会員ページか、MetaTrader 5のアプリで取引できます。

Exnessから撤退の連絡が来るとしたら、どこに届きますか?

顧客契約では、通知はメール、会員ページへの掲載、取引プラットフォームの内部メールなどで行われます。メールは送信の1時間後、会員ページへの掲載はその時点で届いたとみなされます。

Exnessの金融ライセンスはどこの国のものですか?

日本の個人が契約するExness (SC) Ltdは、セーシェル金融サービス庁(FSA)のライセンスを持っています。グループには英国FCAやキプロスCySECの会社もありますが、個人向けのサービスは提供していません。

まとめ|発表は無いが、出金の経路は先に確かめておく

Exnessは、2026年10月時点で日本撤退を発表していません。押さえておくことは次の4つです。

  • 日本語の公式サイトは2024年12月に終了。口座開設、入出金、日本語のヘルプセンターは続いている
  • コピートレードの終了は全ユーザーが対象で、日本だけの措置ではない
  • 金融庁には登録が無く、2023年4月に警告を受けている。契約先はセーシェルのExness (SC) Ltd
  • 契約のうえでは5暦日前の通知で終了できる。出金方法を2つ持ち、取引履歴を保存しておく

ほかの業者と条件を比べたいときは、次の記事が参考になります。Exnessの記事の一覧はExnessのカテゴリページにあります。

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